【体重より大切な「体組成」の話——そのダイエット、筋肉も落ちていませんか?】

「1ヶ月で3kg痩せた」——体重計の数字が減ると、それだけで成功した気になってしまうものです。でも、ちょっと待ってください。その減った3kg、中身は何だったか考えたことはありますか?
実は、間違ったダイエットで減る体重の多くは、脂肪ではなく筋肉と水分です。これは「痩せた」というより「やつれた」に近い状態で、長い目で見ると、むしろ太りやすい体をつくってしまうことになりかねません。
■ 体重は「結果」であって「中身」ではない
体重計に乗って表示されるのは、体全体の重さです。しかしその中身は、筋肉・脂肪・水分・骨などさまざまな要素で構成されています。この「中身の内訳」を体組成と呼びます。
たとえば同じ体重60kgの人でも、筋肉が多く脂肪が少ない人と、筋肉が少なく脂肪が多い人とでは、見た目も、疲れやすさも、太りやすさもまったく違います。つまり大切なのは体重という数字そのものではなく、その中身がどうなっているかなのです。
■ 急激なダイエットで、なぜ筋肉が落ちるのか
極端な食事制限をすると、体は必要なエネルギーを確保するために筋肉を分解してエネルギーに変えようとします。これは体が生き延びるための自然な反応ですが、ダイエットにおいては非常に厄介です。
食事を極端に減らすと、体重は確かに早く落ちます。しかしその内訳を見ると、脂肪だけでなく筋肉も一緒に、時には脂肪以上に失われていることが少なくありません。「短期間でたくさん減った」というダイエットほど、この筋肉の損失が起きやすい傾向があります。
■ 筋肉が落ちると、どうなるのか
筋肉が減ることには、体重の数字には現れない深刻なデメリットがあります。
まず、筋肉は日常の動作でエネルギーを消費する組織なので、筋肉が減ると1日の消費カロリーが下がり、以前と同じ食事でも太りやすい体になります。ダイエット後にリバウンドしやすくなるのは、これが大きな理由です。
さらに、筋肉が減ると姿勢を支える力も落ち、疲れやすくなったり、体のラインが崩れて見えたりします。体重は減ったのに、鏡に映る自分に満足できない——そんな状態は、まさに筋肉を犠牲にしたダイエットの結果であることが多いのです。
■ 「正しく減らす」ために意識したいこと
では、筋肉を守りながら脂肪を減らすには、どうすればよいのでしょうか。ポイントは3つあります。
まず、極端なカロリー制限をしないこと。減らすとしても緩やかに、必要な栄養は確保しながら進めることが大切です。特にタンパク質は、筋肉を守るうえで欠かせません。
次に、運動、とくに筋肉に適切な刺激を与える運動を取り入れること。ダイエット中でも筋肉を使い続けることで、体は「この筋肉は必要だ」と判断し、分解されにくくなります。
そして、体重だけでなく体組成を見ること。体脂肪率や筋肉量を定期的にチェックすることで、脂肪が減っているのか、それとも筋肉まで落ちてしまっているのかを把握できます。
■ GRANDSTONEでのアプローチ
GRANDSTONEにダイエット目的でご来店される方にも、まずお伝えしているのが「体重の数字だけを追わないでください」ということです。
大切なのは、脂肪を減らしながら筋肉を守り、結果として太りにくく、疲れにくい体をつくること。そのために、一人ひとりの体の状態を確認しながら、無理のない運動と生活習慣のバランスを一緒に考えていきます。
「体重は減ったのに体型が変わらない」「ダイエットのたびにリバウンドしてしまう」——そんな経験がある方は、体重ではなく体組成という視点から、体づくりを見直してみませんか?
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