太ったわけではないのに下腹だけ出てきた。原因はお腹の弱さかもしれません

体重は変わっていない。食べすぎているわけでもない。なのに、下腹だけがぽっこりと前に出てくる。鏡を見るたびに気になるし、パンツのウエストが妙に苦しい——そんな悩みはありませんか。
体型は太っていないのに、下腹まわりだけが目立つ。この現象は、脂肪の量そのものよりも、お腹を内側から支える力の低下が関わっている可能性があります。
■腹筋運動をしても、下腹が凹まないのはなぜか
下腹を引き締めようと、腹筋運動を頑張った経験のある方は多いと思います。でも、思ったほど効果を感じられなかった。それには理由があるかもしれません。
いわゆる腹筋運動で主に働くのは、腹直筋という筋肉です。おへその上を縦に走る、いわゆる「シックスパック」を作る筋肉ですね。この筋肉の役割は、身体を前に丸めること。鍛えれば力はつきますが、お腹全体を内側にキュッと引き締める働きは、実はあまり得意ではありません。
つまり、腹直筋をいくら鍛えても、前に出てきた下腹を内側から支え直すことには、直接つながりにくいのです。
■お腹を内側から支えているのは、深層の筋肉です
では、お腹を平らに保っているのは何か。それが、腹横筋と内腹斜筋という、より深い層にある筋肉です。
腹横筋は、お腹の一番深いところで、身体を横向きにぐるりと取り巻いています。天然のコルセットと呼ばれることもある筋肉で、収縮するとお腹を内側に引き込み、腹腔内の圧力を高めて、体幹を内側から支えます。その少し上の層にある内腹斜筋は、斜めに走りながら、この腹横筋と協力してお腹まわりを安定させています。
この2つがしっかり働いているとき、お腹の壁は内側から適度な張りを保ちます。逆に、この深層の筋肉がうまく使えていないと、腹壁を支える力が弱まり、下腹が前に緩んで出てきやすくなると考えられています。
体重が増えていないのに下腹だけ出てくる——その背景には、脂肪ではなく、この「内側から支える力」の低下が隠れていることがあるのです。
■なぜ、この筋肉は使われなくなるのか
腹横筋や内腹斜筋は、意識しなくても姿勢を保つときに働く筋肉です。ところが、現代の生活では、その出番が減りがちです。
長時間座りっぱなしで過ごす。背もたれに寄りかかる。歩く量が減る。こうした生活が続くと、深層の筋肉は「使わなくていい」と判断され、だんだん働きが鈍くなっていきます。加齢とともにこの傾向が進むことも、下腹が気になり始める時期と重なりやすい理由のひとつかもしれません。
使われない筋肉は、鍛える前に、まず「使えるようにする」ところから始める必要があります。
■「鍛える」より「使えるようにする」
深層の筋肉は、重い負荷でガシガシ鍛えるものではありません。大切なのは、正しく力を入れられるようになること。呼吸に合わせてお腹を薄く引き込む、骨盤を安定させたまま手足を動かす——こうした地味な動きの中で、眠っていた筋肉に「働き方」を思い出させていきます。
マシンピラティスは、まさにこの深層の筋肉にアプローチしやすい手段のひとつです。マシンのサポートを使いながら、腹横筋や内腹斜筋を意識して働かせる動きを、無理のない範囲で繰り返していくことができます。運動が苦手な方でも、寝た姿勢から始められるのも特徴です。
もちろん、下腹の出方には姿勢や骨盤の傾き、加齢など複数の要因が関わります。深層の筋肉を使えるようにすることは、その中で自分でコントロールできる部分のひとつ、という位置づけで捉えていただければと思います。
■まずは、お腹の「使い方」から見直してみませんか
下腹の悩みは、「脂肪を減らす」だけでなく、「支える力を取り戻す」という視点で見ると、やるべきことが変わってきます。GRANDSTONEでは、ストレッチ・マシンピラティス・トレーニングという3つの手段の中から、その日のあなたの身体に必要なものを選んでいきます。
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