口呼吸は良いことなし!
口呼吸の悪影響
普段何気なくしている呼吸。皆さんも口呼吸は良くないというのは聞いたことがあるのではないでしょうか?
口呼吸はしているとどのような悪影響があるかを紹介していきます。
◇口呼吸の悪影響
①虫歯、歯周病、口臭の原因になる
口呼吸をすると口が乾き、唾液量が減ります。そのため口内環境が酸性に傾き、虫歯や歯周病、口臭につながります。
②免疫力が低下する
呼吸が鼻を通らないため、鼻による空気のろ過作用がなくなります。その結果。外気とともにゴミやウイルスなどが直接体内に侵入してきます
③姿勢が悪くなる
口が開くとあごが後退して気道が狭くなります。そのままでは苦しいため、頭を前に突き出して気道を確保します。猫背の原因になります。
④睡眠の質が悪くなる
口が開くと舌が落ちてしまい、喉をふさいでいびきや無呼吸症候群のリスクを高めます。
睡眠中の呼吸がうまくいかず疲れがとれないです。
⑤顔の形がゆがむ
通常舌は上顎についています。口呼吸で口が開くと舌が落ちます。舌で支えられなくなり、重力などに押し負けて、歯並びの悪化、かみ合わせ不全にともなうあごや顔面の形成不全が起こります。
⑥呼吸量が増える
口から呼吸をすると多量の空気が体内に取り込まれてしまうため、酸素過多となってしまいます。
酸素過多になると、脳や筋肉への酸素供給を減らしてしまいます。
(酸素過多になると相対的に二酸化炭素の量が少なくなります。酸素が脳や筋肉に運ばれる際には二酸化炭素が必要です。二酸化炭素の量が少ないと酸素が運べなくなるので、酸素が多すぎると逆に酸欠になります。)
口呼吸を続けると脳への酸素供給が約半分にまで減るという研究報告もあります。
以上が口呼吸による悪影響です。これらは鼻呼吸をすることで改善していきます!
鼻呼吸の利点
次は鼻呼吸の利点を紹介していきます。
◇鼻呼吸の利点
①免疫力が強化される
空気が鼻を通ることで温まり、喉をストレスや乾燥から保護します。
またほこりやウイルスなどの体内への侵入を防ぎます。
②体温が上がり、血のめぐりが改善する
鼻腔というところから一酸化窒素が分泌されることがわかっています。一酸化窒素が分泌されることで、血管拡張作用、体温上昇、リラクゼーション効果などが期待されます。
➂姿勢が良くなる
口を閉じて鼻呼吸をすることで顎が前に出ます。それによって気道が広がるため、呼吸が楽にできます。頭を前に突き出して気道を確保する必要がなくなります。
④体内環境が安定する
息を吸うとき、鼻呼吸は口呼吸に比べて約50%多くの抵抗が発生します。このため余分な量の空気を取り入れること(酸素過多)がなくなり、細胞に適切に酸素を供給できるようになります。
以上は鼻呼吸の利点です。
今すぐ口呼吸をやめて、鼻呼吸をしましょう。
以下のトレーニングを試してみましょう!
◇口呼吸改善トレニング
・舌を口の中で多く動かしたり、べーっと前に突き出すなどの舌の体操
・舌を口蓋(口の中の上の部分)につけたまま、口を閉じて生活する
・睡眠時、唇にテープを貼って口が開かないようにする。
しかし、鼻や歯並びの問題によっては改善しないので、その場合は耳鼻科や歯科医に診察してもらうのをおすすめします。
まとめ
口呼吸をやめて、鼻呼吸をしましょう!
- 口呼吸は免疫力が下がるだけでなく、顔の形にも影響がある
- 鼻呼吸をすると口呼吸の悪影響をなくすことできる
- 口呼吸改善トレーニングをしましょう
- 鼻や歯並びに問題がある場合は、耳鼻科、歯科医に行きましょう
芦屋・神戸三宮・神戸元町パーソナルジム
GRANDSTONE 田中