ピラティスで使うインナーマッスルとは?【ブログ】

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ピラティスを学ぶ上で欠かせないキーワードが「インナーマッスル」です。
ジムやレッスンで「もっとインナーマッスルを意識して!」と言われても、
「それってどこ?」「どうやって鍛えるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ピラティスで大切なインナーマッスルの正体と、その働き、鍛えるメリットを徹底解説します。


1. インナーマッスルとは?

定義

  • 体の深層にある小さな筋肉群のこと。
  • 大きな力を発揮するのではなく、骨格を安定させるサポート役
  • 関節を支え、姿勢を整え、呼吸にも深く関わる。

アウターマッスルとの違い

  • アウターマッスル:表面にあり、動きを作る筋肉。例:腹直筋、大腿四頭筋、大胸筋。
  • インナーマッスル:奥にあり、安定を作る筋肉。例:腹横筋、骨盤底筋、多裂筋。

💡イメージ:

  • アウターマッスル=見える筋肉「アウターカバー」
  • インナーマッスル=見えないけれど体を支える「土台」

2. ピラティスで重要なインナーマッスル

ピラティスでは「コア(体幹の深層部)」の筋肉を特に重視します。

① 腹横筋(ふくおうきん)

  • お腹をコルセットのように覆っている深層筋。
  • 息を吐くときにお腹が内側に引き込まれる感覚がこの筋肉。
  • 役割:腰椎を安定させる、内臓を支える、下腹を引き締める。

② 骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)

  • 骨盤の底にハンモックのように広がる筋肉。
  • 姿勢の土台を支えるほか、排尿・出産とも関係が深い。
  • 役割:骨盤の安定、尿もれ防止、内臓下垂予防。

③ 多裂筋(たれつきん)

  • 背骨を1つ1つ支えている小さな筋肉群。
  • 腰痛持ちの方はこの筋肉が弱っているケースが多い。
  • 役割:背骨を安定、姿勢の維持、体のねじり動作をサポート。

④ 横隔膜(おうかくまく)

  • 胸とお腹の間にある大きな呼吸筋。
  • ピラティスの胸式呼吸で活発に使われる。
  • 役割:呼吸のコントロール、姿勢との連動。

3. インナーマッスルを鍛えるメリット

姿勢改善

  • 骨盤と背骨を安定させ、猫背や反り腰が改善。
  • 正しい立ち姿が身につき、美しいシルエットへ。

腰痛・肩こり予防

  • 背骨・骨盤を支える筋肉が働くことで、関節や表層の筋肉にかかる負担を軽減。
  • 慢性的な腰痛や肩こりの根本改善に繋がる。

下腹・お尻の引き締め

  • 腹横筋が働くことでぽっこりお腹を改善。
  • 骨盤底筋群の活性化によりヒップラインが引き上がる。

呼吸が深くなる

  • 横隔膜と骨盤底筋が連動し、自然に深い呼吸ができるようになる。
  • 自律神経が整い、疲れにくい体に。

スポーツ・日常動作の安定性

  • ゴルフやランニング、テニスなどで体幹が安定し、動きがブレにくくなる。
  • 転倒予防や歩行の安定にも効果的。

4. ピラティスでインナーマッスルを鍛える方法

① 呼吸を意識する

  • ピラティスでは胸式呼吸を用いて、吸うときに胸を広げ、吐くときにお腹を薄くする。
  • この呼吸だけでも腹横筋や横隔膜を使える。

② マットエクササイズ

  • 例:「ペルビックカール(骨盤の動きで背骨を1つずつ持ち上げる)」
  • 例:「デッドバグ(仰向けで手足を交互に動かしながら体幹を安定させる)」

③ マシンピラティス

  • リフォーマー:バネの負荷で動きをサポート・強化
  • キャデラック:ストレッチと体幹強化を同時に行える
  • チェア:コンパクトながら全身を鍛えられる

→ マシンを使うと正しい動作がしやすく、初心者でも効率的にインナーマッスルを使える。



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