健康診断の結果が気になったら読むべき運動の話【ブログ

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健康診断の結果が気になったら読むべき運動の話

~血圧・血糖・脂質・肝機能…数値改善に効く運動法を徹底解説~

■ 健康診断で「要注意」って言われたら、最初に読むべきこと

「血圧が少し高いですね」

「血糖値が上がってきてますよ」

「コレステロールが高めですね」

このように、健康診断で軽微な異常を指摘された方は実はチャンスです。まだ薬も必要ない段階だからこそ、生活習慣の改善だけで健康を取り戻す可能性が十分にあるのです。

この記事では、特に30代後半〜70代の方に多い健康診断の異常と、それを改善するための運動方法を具体的に解説します。

■ 健康診断でよく見る数値とその意味|異常値は何を意味するのか?

◆ 血圧(収縮期/拡張期)

  • 正常値:120/80 mmHg未満
  • 注意すべき状態:
    • 130/85〜139/89 → 正常高値血圧
    • 140/90以上 → 高血圧

リスク:脳卒中、心筋梗塞、腎障害など

◆ 空腹時血糖値(FPG)/HbA1c(過去1〜2か月の平均血糖)

  • 正常値:
    • 空腹時血糖:70〜99 mg/dL
    • HbA1c:5.5%以下
  • 注意すべき状態:
    • FPG:100〜125 → 境界型(糖尿病予備軍)
    • HbA1c:5.6〜6.4% → 境界型

リスク:糖尿病、視力障害、動脈硬化、腎機能障害

◆ LDLコレステロール(悪玉)/HDL(善玉)/中性脂肪(TG)

  • 正常値:
    • LDL:120mg/dL未満
    • HDL:40mg/dL以上(男性)、50mg/dL以上(女性)
    • 中性脂肪:150mg/dL未満
  • 注意すべき状態:
    • LDL:140以上 → 脂質異常症
    • HDL:40未満 → 動脈硬化のリスク増加
    • TG:150以上 → 脂質代謝異常

リスク:心筋梗塞、脳梗塞、脂肪肝

◆ γ-GTP(肝機能)

  • 正常値:男性50以下/女性32以下(施設により基準は異なる)
  • 高値:お酒の飲みすぎ、脂肪肝の兆候

リスク:肝炎、肝硬変、脂肪肝、生活習慣病との関連性

◆ 尿酸値

  • 正常値:3.6〜7.0mg/dL
  • 高値:7.1以上 → 高尿酸血症(痛風予備軍)

リスク:痛風、腎機能障害、動脈硬化の促進

■ 異常値が出たら「運動」でできること

✅ 生活習慣病の初期は、運動が最強の“治療法”

以下は、研究で証明されている運動の効果です。

健康診断の異常有効な運動効果の理由
高血圧ウォーキング・ストレッチ血管の柔軟性アップ/自律神経安定
境界型糖尿病筋トレ+有酸素運動筋肉が糖を取り込みやすくなる
高LDL・中性脂肪有酸素運動(150分/週)脂質代謝促進/HDL上昇
γ-GTP高値軽めの有酸素+筋トレ脂肪肝の改善/肝臓の代謝改善
高尿酸値減量と水分摂取+運動体脂肪減で尿酸値が安定

■ 具体的にどんな運動をすればいい?【症状別メニュー】

◆ 高血圧の方

  • 【目標】:ウォーキング 1日30分、週4日以上
  • 【内容】:リズムよく呼吸しながら軽い運動
  • 【注意】:いきなり重い筋トレ、息を止めるような動作はNG

◆ 血糖値が高めの方

  • 【目標】:筋トレ15分+有酸素運動20分、週3回~
  • 【おすすめメニュー】:
    • スクワット、腕立て伏せなどの自重トレ
    • そのあと軽いジョギングやバイク
  • 【タイミング】:食後1〜2時間が最も効果的

◆ コレステロール・中性脂肪が高めの方

  • 【目標】:中〜強度の有酸素運動を週150分以上
  • 【内容】:
    • 早歩き
    • 階段昇降
    • バイクトレーニング
    • 水中ウォーキング(関節負担が少ない)

◆ γ-GTPや尿酸値が気になる方

  • 【共通ポイント】:
    • まずは体重の5%減を目指す
    • 水分摂取を十分に(1日2L目安)
    • 運動前後のストレッチで代謝UP

■ 「自分ひとりでは無理…」という方へ

数字を改善する運動には、“正しい負荷・頻度・フォーム”が欠かせません。特に50代以上の方や既往歴がある方には、パーソナルトレーナーのサポートが非常に有効です。

パーソナルジムでできること

  • 医師の診断内容や数値をもとに安全な運動プランを設計
  • 高血圧・糖尿病予備軍向けのトレーニングメニュー
  • 食事アドバイス、体組成の測定・記録も可能
  • 継続を支える予約システム&伴走サポート

■ まとめ|「異常値=運動スタートの合図」と捉えよう

  • 健康診断の数値は身体からの重要なサイン
  • 軽度の異常なら、運動習慣の改善で十分に数値は変えられる
  • “いま”始めることで将来の薬や病気を回避できる

■ よくある質問

Q. 医師から「運動してください」と言われましたが、何をすれば?

→まずはウォーキングから始めましょう。数値や体力に応じて安全な運動内容をご提案します。

Q. γ-GTPや尿酸値も運動で改善できますか?

→はい。肝臓や代謝に関わる脂肪を減らすことで改善が見込めます。体重管理がポイントです。

📍 パーソナルジム グランドストーン(三宮・元町・芦屋)